ビッグハンドブロス ブルワリーは4月24日、新作「Gyrolite」を発表した。スタイルはSession India Porterで、アルコール度数は3.5%、IBUは51。軽快さを持ちながらも、しっかりとした存在感を備えた仕上がりになっている。

このビールの特徴は、19世紀に英国で広く栽培されていた歴史ある大麦品種のモルトを使っている点だ。公式説明では、素朴で豊かな穀物の風味が広がり、グラスからはグレープフルーツの皮を思わせる華やかな柑橘香が立ちのぼるという。口当たりはなめらかで、やさしい甘みとともにボディが広がり、ほどよい苦味が全体を引き締める。飲み進めるほどに、重さよりもバランスの良さが印象に残る構成だ。

ビッグハンドブロス ブルワリーは、京都市北東部・西陣の一角で醸造を行うブルワリー。レトロなビルの地下でタンクを並べ、自社で缶や樽の充填、ラベル貼りまで手がけている。英国で自家醸造からビールづくりを学んだヘッドブルワーが、スタイルを限定せず自由にレシピを組み立てるのも同ブルワリーの持ち味だ。そうした背景を踏まえると、「Gyrolite」は、英国由来のモルトの個性を現代的なホッピー・ポーターに落とし込んだ一本として注目したい。