野ばらホームステッドブルワリー、青木村の里山から自然と暮らす麦酒を発信
長野県青木村を拠点とする野ばらホームステッドブルワリーが、野草や果実など地域の自然の恵みを生かした麦酒づくりを続けている。古い厩舎を改修した醸造所を舞台に、土地の風景と暮らしを伝える取り組みに注目したい。
青木村の風土を映す「里山麦酒」
野ばらホームステッドブルワリーは、長野県小県郡青木村を拠点に活動するブルワリー。デザインを背景に持つ中村圭佑さん、玲子さん夫妻が2021年に東京から移住し、2022年に創業した。
醸造所は、家族が暮らす敷地内の古い厩舎を改修したもの。青木村の豊かな自然に囲まれた環境を生かし、野草や果実、はちみつなどの天然素材を取り入れながら、その土地ならではの味わいを表現している。
自然との循環を意識したものづくり
野ばらホームステッドブルワリーが掲げるのは、単にビールを製造することにとどまらない、暮らしに根ざした酒文化の創造だ。醸造の副産物を畑に還元し、地域の素材や人とのつながりを大切にするなど、パーマカルチャーの考え方を軸にした循環型のものづくりを進めている。
青木村産の原料を活用する試みも進められており、麦芽をはじめとした地元素材が、今後どのように麦酒へ落とし込まれていくのかも楽しみなところだ。定番銘柄では、野山の印象を感じさせる「森のCOA」や「Komorebi」などを展開している。
テイスティングルームを地域の接点に
同ブルワリーは、醸造所にテイスティングルームを整備し、訪れた人が青木村の景色や空気とともに麦酒を味わえる場づくりも進めている。完成すれば、ビールを目的に訪れる人と地域の暮らしが交わる、新たな交流拠点になりそうだ。
野ばらホームステッドブルワリーの麦酒は、ホップの香りや苦味だけでなく、里山の素材、季節の移ろい、造り手の暮らしまで含めて味わう一杯といえる。青木村を訪れる機会があれば、土地の風景とともに、その味わいを確かめてみたい。
情報は不正確な場合があります。正確な情報はブルワリーの公式情報をご参照ください。