長野市大門町のブルワリー&クラフトビールカフェ、マリカブルーイングが、長野市西鶴賀の居酒屋「SAKABA375」とのコラボビール「Mallika101 すだちサワーIPA」を打ち出した。徳島県産のすだちを使ったサワーIPAで、アルコール度数は7.5%、IBUは65。店の個性に合わせた一杯として仕上げている。

このビールの特徴は、すだちの酸味を前面に出しながら、あえてサワリングを行っていない点にある。大量のすだちを使い、果実由来の香りとやわらかな酸味を生かしつつ、ドライホップでIPAらしい柑橘感やトロピカルな印象も重ねた。すっきりした飲み口の中に、香りの層が感じられる構成だ。

コラボ先のSAKABA375は、単品で天ぷらを楽しめることや、厳選した刺身を売りにする大衆酒場として紹介されている。そうした料理に合わせやすい素材として、すだちが選ばれたのは自然な流れだろう。店主がWest Coast IPAを好むことから、IPAスタイルが採用されたという背景もある。

ペアリングの提案も明快で、焼き魚との相性も意識されている。和食に寄せながらも、IPAらしいホップの輪郭を残した設計は、食中酒としての使い勝手を高めている。マリカブルーイングは、善光寺門前町に拠点を置く長野市のブルワリーとして、地域の飲食店と組みながら個性のある限定品を展開している。今回の樽提供の開始も含め、店頭で味わえる機会が広がりそうだ。