高津川リバービアの「しまね神紅エール」、優良ふるさと食品中央コンクール会長賞受賞
島根県益田市の高津川リバービアが手がける「しまね神紅エール」が、第38回優良ふるさと食品中央コンクールの新製品開発部門で食品産業センター会長賞を受賞した。島根県オリジナル品種「神紅」を使ったフルーツエールが、地域素材を生かした商品として評価された。
島根の希少ぶどうを生かした一本
島根県益田市の高津川リバービアが醸造する「しまね神紅エール」が、2025年度の「第38回優良ふるさと食品中央コンクール」で新製品開発部門の食品産業センター会長賞を受賞した。表彰式は2026年3月、東京の如水会館で行われた。
同コンクールは、地域性のある優良な食品や生産者を顕彰し、品質向上や新商品開発を後押しする目的で実施されている。今回評価された「しまね神紅エール」は、島根県オリジナル品種のぶどう「神紅」を贅沢に使ったフルーツエールだ。公式の受賞ページでは、神紅について「高い糖度」「鮮やかな赤色」「紅茶のような香り」が特徴の高級ぶどうと紹介しており、規格が厳しく栽培も難しい希少品種であることがうかがえる。
高津川リバービアは、2020年に島根県益田市の高津川流域で地域産品を生かしたクラフトビールづくりを始めたブルワリー。高津川の流れや地元食材を背景に、地域の魅力を一杯に落とし込む姿勢が特徴だ。今回の受賞は、単に味わいの良さだけでなく、島根の農産品を新しいかたちで伝える提案としても意味を持つ。
地域素材を使うクラフトビールは数あれど、ぶどうの個性を前面に出しつつ、コンクールで専門家の評価を得た事例は注目に値する。島根の食と酒のあいだをつなぐ一本として、「しまね神紅エール」は今後さらに存在感を高めていきそうだ。
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