伊勢角屋麦酒は6月1日、公式Instagramで定番ビール『Beyond the Pacific(ビヨンドザパシフィック)』について、販売を終了すると発表した。対象は350ml缶と10Lケグで、現在の社内在庫および店頭在庫の出荷をもって順次終了する。投稿では、在庫状況によっては想定より早い段階で完売する可能性があることも案内している。

伊勢角屋麦酒は、三重県伊勢市を拠点に1997年からクラフトビールづくりを続けるブルワリーだ。戦国時代から続く茶店「角屋」をルーツに持ち、公式サイトでは「伊勢から世界へ」を合言葉に、国際大会で評価される品質を追求してきたと説明している。自社で分析・検査・酵母培養に取り組む体制を整え、定番商品と限定商品を行き来しながら、ラインアップの幅を広げてきた点も特徴だ。

今回の告知は、ひとつの銘柄が役目を終えるニュースではあるが、同時に、クラフトビールらしい商品の入れ替わりを示す動きでもある。長く親しまれてきた定番であっても、在庫がなくなれば販売を終えるという運用は、少量多品種で商品を展開するブルワリーならではの側面といえる。気になっていた人は、店頭在庫があるうちに確認しておきたい。