仙台駅東口にある「ニッポンのクラフトビール こぐま酒店 仙台駅東口本店」は、限られた売り場に全国各地のクラフトビールを集める専門店として知られる。店内は小さいながら、見た目やスタイルの違いがはっきりした銘柄が並び、ビール好きが棚を眺めながら次の1本を探す楽しさがある。

今回の新入荷案内では、春から初夏にかけて飲みたくなるような、香りと飲み口のバリエーションが目を引く。たとえば、huitriereのAkkeshi PrismeはセッションIPA。グレープフルーツやストロベリーの印象に、軽快な4.5%の飲みやすさが重なる。最初の1杯にも向くタイプだ。

Teenage BrewingのBass ManはDDHウェストコーストIPA。シトラ、ネルソン、モトゥエカ由来のシトラスやライムのニュアンスに、クリアな苦味が入る設計で、輪郭のあるIPAを飲みたい日に合う。

Derailleur Brew WorksのNEW WORLD'S END GIRLFRIENDはライムゴールデンエール。ライムと塩を効かせた爽快感が特徴で、暖かい日の気分に寄り添う一本。うちゅうブルーイングのCOSMIC WHALEはDDH IPAで、パイナップルやマンゴーのトロピカル感とシトラスの香りが前面に出る。さらに、TOTOPIA BREWERYのBiasphobiaは2×MASHのDDHヘイジーTIPAで、完熟マンゴーのような厚みのある甘みを楽しめる。

この店の魅力は、ただ珍しい銘柄が多いだけではない。軽めのセッションIPAから、ホップをたっぷり使った濃厚なヘイジー、柑橘感の強いゴールデンエールまで、味わいの幅が広いことだ。ラベルを手に取って選ぶ楽しみと、飲み口の違いを比べる面白さが同居している。

仙台駅周辺で、春の気分に合う新しいクラフトビールを探すなら、こぐま酒店の棚は十分に覗く価値がある。小さな店内に詰まった全国の銘柄から、その日の気分に合う1本を選びたい。