神奈川・溝の口を拠点に、2022年春に立ち上がったみぞのくち醸造所が、4周年の試みとして新作「Dawn[04:59] - Session Hazy IPA - 3本セット」を発表しました。東京のブルワリーでの修行を経て誕生した同ブルワリーは、地域に根ざしたコミュニティづくりと、飲む時間そのものを楽しくするビールづくりを掲げています。

今回の新作は、その姿勢がよく表れた一本です。ブルワリー側は、4周年に合わせて「これまで採用したことのない」酵母とホップをあえて選択。スタイルはSession Hazy IPAで、ABVは3.0%。IBUは非公開ながら、軽快な飲み口と、シチュエーションを選ばない使いやすさを意識した設計になっています。

ホップにはADHA218、Vista、Strata-CGX、Citara-CRYOを採用。セッションビールらしい軽さを保ちながら、単なるライトな飲み物で終わらせず、甘みのあるフルーティな余韻を目指したといいます。説明文でも「3%ながら物足りなさを感じない」としており、低アルコールでも満足感を損なわないバランスを狙ったことがうかがえます。

みぞのくち醸造所は、代表的なブランドとして「ノクチビアーズ」などを展開し、IPAやヘイジーを軸に新しい味わいへ挑み続けてきました。今回のDawn[04:59]も、その延長線上にある実験的なリリースといえます。朝焼け前の静かな時間を思わせるネーミングとともに、軽やかで親しみやすいヘイジーをどう形にしたのか、ファンなら気になるところです。

アートワークはTakeshi Wadaが担当。味わいだけでなく、ビジュアル面でも作品としての存在感を持たせた構成になっています。溝の口から発信される新しい挑戦として、4周年の節目にふさわしい一杯です。