長龍酒造が展開する「和ノ麦酒祭」は、日本独自の原料や発想を軸に、クラフトビールの表現を広げる試みだ。第2回となる今回は「日本酒酵母」がテーマとなり、2026年3月から4月にかけて全国約10会場での開催が案内されている。会場は参加ブルワリーの直営店を中心とした屋内型のサーキットイベントで、各地でこの企画のために醸造されたビールが提供される。

参加ブルワリーには、松江ビアへるん醸造所、REPUBREW、さかづきBrewing、Y.MARKET BREWING、DD4D BREWING、NOM CRAFT BREWING、Derailleur Brew Works、ONE's BREWERY、CRAFT BEER BASE、CHORYO Craft Beerが並ぶ。東京からはさかづきBrewingが参加し、北千住にある姉妹店のさかづきLabにも、こうした実験性の高い企画との親和性がある。

さかづきLabは、足立区千住旭町にあるさかづきBrewingの姉妹店で、地域のクラフトビール文化を支える存在だ。足立区の紹介記事でも、旧店舗を「さかづきLab」として営業し、今後は実験的なビールを醸造していく場として位置づけられている。料理との相性を意識したビールづくりや、味の傾向をわかりやすく伝える姿勢も、この店らしい特徴といえる。

今回の「和ノ麦酒祭」は、白麹をテーマにした第1回から一歩進み、日本酒酵母という素材そのものに焦点を当てた構成になっている。ビール酵母とは異なる発酵特性をどう味わいに落とし込むのか。ブルワーの考え方を直接聞ける点も、このイベントの見どころだ。詳細な開催スケジュールは、公式Instagramや各ブルワリーのSNSで順次案内される。