京都醸造、チェコピルス「ただいま」を再リリース ザーツホップ香るクラシックラガー
京都市の京都醸造は、巡り巡ってシリーズのチェコピルス「ただいま」を再リリースした。ABV4.5%、IBU35の設計で、伝統的なザーツホップの香りと軽快でドライな飲み口が特徴。昨年好評だったレシピを土台に、今年版として改めて届ける。
京都市に拠点を置く京都醸造が、巡り巡ってシリーズのチェコピルス「ただいま」を再リリースした。昨年登場して好評を得た銘柄を、今年あらためて仕込み直したかたちだ。
このビールは、ラガーの素朴な魅力を改めて見つめ直す同シリーズの流れにある一本。スタイルはチェコピルスで、ABVは4.5%、IBUは35、ガスボリュームは2.7。美しい黄金色にライトなボディを備え、すっきりとした飲みやすさを狙った設計になっている。
味わいの軸は、伝統的なチェコ産ザーツホップ。煮沸の後半に加えることで苦味を控えめにしながら、フローラル、ハーバル、スパイシーなニュアンスを香りと風味にのせている。モルトはピルスナーモルトをベースに、少量のウィーンモルトを加える構成。ビスケットやトフィーを思わせる穏やかなモルト感が、ホップの爽やかさときれいに噛み合う。
醸造家は、ピルスナーの魅力を「シンプルさ」にあると説明する。材料を絞り込み、それぞれを丁寧に扱うことで、無駄のない中にある美しさを引き出したという。昨年版よりもわずかにドライに仕上げた点も特徴で、モルトとホップの輪郭がより感じやすい仕上がりを目指した。
京都醸造は、京都でクラフトビールをつくり続けるブルワリーとして、個性の強い限定品だけでなく、こうしたクラシックなラガーの魅力も丁寧に掘り下げている。仕事終わりの最初の一杯に、という提案が似合う、落ち着いた一杯として注目したい。
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