青森県八戸市南郷に拠点を置くカネク醸造は、公式オンラインストアの新着商品として限定ビール3種を展開している。いずれも330mlの単品商品で、価格は税込770円。地元に根ざしながら新しい表現に挑む同ブルワリーらしく、今回は味わいの方向性もコラボの背景も異なる3本がそろった。

Midnight Protocol


香港のDEADMAN BREWERYとのコラボ商品で、タップルーム「電脳麦酒猫猫」の開設を記念した1本。スタイルはDry Hopped Lager、アルコール度数は5.0%。ジャスミン茶葉やレモンピールを使い、深夜の電脳空間を思わせるような香りの設計が特徴だ。ラガーのすっきりした飲み口に、ジャスミンと柑橘のニュアンスを重ねている。

Neon Paws


こちらはDDH American Wheat Aleで、ホップはCascadeとCentennial。アルコール度数は5.0%。商品説明では、グレープフルーツを思わせる香りを軸に、まろやかさと飲みやすさ、そしてキレを両立させた構成として紹介されている。猫の世界のBar「Paws」の人気商品という設定も、ブランドの遊び心をよく表している。

south bound


弘前のBe Easy Brewingとのコラボで生まれたSession IPA。アルコール度数は4.5%で、オーストラリア産モルトをベースに、ニュージーランド産ホップのPeacharineを中心にドライホップ。桃やトロピカルフルーツのジューシーな香りから始まり、Riwaka由来のライム感が後味を引き締めるという。南半球のホップアロマを前面に出した、軽快な仕上がりだ。

カネク醸造は公式サイトで、「南郷の小さなビール工房」として、地元に根付きながら工芸的なクラフトビールを届ける姿勢を掲げている。今回の3種も、その方針をそれぞれ違う切り口で示すラインアップといえる。