1,459銘柄が集まった国際審査会

日本地ビール協会(クラフトビア・アソシエーション)が1996年から主催する「インターナショナル・ビアカップ」。2026年は10月3日から6日まで東京・羽田で審査が行われ、21の国と地域から1,459銘柄、374事業者が出品されました。審査員も25の国と地域から100人が参加し、その約6割を海外の審査員が占めています。

出品ビールは「ボトル/缶」と「ケグ(樽)」に分けられ、ビアスタイルごとに金・銀・銅賞が選ばれました。金賞の数では、長野を拠点とするヤッホーブルーイングが5個でトップ。金5、銀3、銅1の計9個を獲得し、両部門で金賞を受賞しました。

「Four Dimensions」はクラシックペールエール部門で銀賞

アワーブルーイングの「Four Dimensions」は、ボトル/缶部門のClassic English-Style Pale Aleで銀賞を受賞。同部門では、摂田屋クラフト(吉乃川)の「摂田屋クラフト ペールエール」が金賞、GARCIA BREWINGの「BUENAVISTA日本平」が銅賞となり、金・銀・銅をすべて国内ブルワリーが獲得しました。

Four Dimensionsは、柑橘を思わせるキャラクターと、トーストのような甘い穀物感のバランスが特徴。透き通った琥珀色で、ペールエールの伝統を踏まえながら、飲みやすさと飲みごたえの両立を目指したビールです。

麦芽、ホップ、酵母、水というビールの基本原料を「4つの次元」と捉え、それぞれを最適なバランスで組み合わせたことから名付けられました。IPAなど現代的なスタイルでの受賞が多かったアワーブルーイングにとって、クラシックスタイルでの評価は新たな到達点といえます。

福井から世界基準の品質を見つめる

アワーブルーイングは福井市を拠点に、IPAをはじめ幅広いスタイルのビールを醸造しています。今回の銀賞について、ブルワリーは金賞との差を考える機会になったとし、世界の審査員に味わってもらえる国際大会を、自らの現在地を確かめる場と位置づけています。

Four Dimensionsは、アワーブルーイングのタップルームで常設提供されています。クラシックなペールエールの魅力と、福井発の現代的な醸造技術を確かめられる一杯です。