鍵屋醸造所のカギヤブルワリーは、川崎市中原区を拠点にクラフトビールをつくるブルワリー。今回の『Tomorrowland』は、ビール醸造で香りづけに使った後は廃棄されがちな使用済みホップを、アップサイクル原料「ホップぐるりこ」として再び仕込みに生かした一本だ。素材の役目を一度で終わらせず、次の一杯につなげる発想が、このビールの核になっている。

『Tomorrowland』は、株式会社STABLESが主催・店舗運営する、かくれフードロスをテーマにした企画「めぐると、くらす。」に出品されている。開催期間は2026年8月8日から9月9日までで、ニュウマン横浜・新宿・高輪の対象7店舗が会場となる。カギヤブルワリーは、GORA BREWERY、横浜ビール、REVO BREWING、MIURA breweryとともに参加しており、川崎のブルワリーとして地域を越えた取り組みに加わった。

販売は、横浜駅直結のNEWoMan YOKOHAMA 6階にある「2416MARKET」でも行われている。神奈川ゆかりのヒト・モノ・コトが集まる場で、川崎生まれの循環型ビールを手に取れるのは、この企画のわかりやすい魅力のひとつだろう。

鍵屋醸造所は、武蔵小杉や自由が丘にも直営店やタップルームを持ち、自由な発想でビールをつくる姿勢を打ち出してきた。『Tomorrowland』は、その考え方をサステナブルな素材活用へと広げた提案といえる。飲み手にとっては、味わいだけでなく、使い終えた素材が次の価値へ巡っていく背景まで含めて楽しめるビールだ。