花椒を“ドライ投入”する発想でIPAに変化を加える

トキブルワリーの新作「IPA Pepper Hook v1.0」は、American IPA w/花椒というスタイルで設計された1本。公開情報によると、アメリカンIPAの発酵中に花椒を投入するアプローチを採用している。いわば“ドライホップ”ならぬ“ドライ花椒”で、強い刺激を狙うのではなく、香りと余韻の方向を少しだけずらすことを意図したレシピだ。

ホップはColumbus、Elixir、Riwaka、Citra。中核にはNZホップ・リワカの明るい柑橘感を置き、シトラのフレッシュなシトラスアロマを重ねる構成。そこに花椒由来の柑橘系かつアーシーなトーンが加わり、飲み終わりで“いつものIPAと少し違う”印象を残す。ABVは6.0%

名前の由来とコラボレーション表記

「Hook」という名称については、処理の途中に割り込んで挙動を変える“フック”の概念を重ねたもの。IPAという既存の設計に花椒を差し込み、香りと余韻を変化させる発想を、そのままネーミングに落とし込んでいる。ページ内にはKOSENJIN SUMMITのコラボレーション表記もある。

トキブルワリーの文脈で見る1杯

トキブルワリーは新潟県・佐渡島を拠点に、アメリカンスタイル中心のクラフトビールを展開。公式サイトでは「すべてのビールは限定」とし、その時々の挑戦を反映した造りを掲げる。今回の「IPA Pepper Hook v1.0」も、定番IPAの文法を保ちながら素材の使い方で輪郭を変える、同ブルワリーらしい実験性が見えるリリースといえる。

なお、製品ページには「外販は行っておりません」との注記があるため、入手方法は最新案内の確認が必要だ。

参考: 製品ページ / トキブルワリー公式サイト