長野・有頂天醸造の最新投稿で、コラボレーション作 「Pequeno / Super Saison」 が公開されました。相手は、長野市で国内外のクラフトビールを幅広く扱う SQUIRREL FOREST。地域のつながりを生かした共作として、設計意図まで丁寧に語られているのが印象的です。

今回のテーマは、もともとBelgian Golden Strongを志向しつつ、最終的にSuper Saisonとして着地したというもの。ABVは8.5%、IBUは30。数字だけ見ると力強い仕様ですが、実際は「重たくしない」ことに重点が置かれています。甜菜糖を使ってボディを過度に膨らませず、セゾン酵母由来のドライな後味へつなげた構成です。

レシピは以下の通りです。
- Malts: Pilsner, Vienna, Munich, Wheat
- Hops: Aurora, Styrian Golding, Saaz
- Yeast: Belgian Saison II
- Other: Beet Sugar

さらに、ダブルバッチで仕込み、3つのオークバレルでエイジングを実施。高アルコール帯でも飲み口を軽やかに保つため、モルトの厚みと発酵由来の果実香(桃、洋梨、りんご系)のバランスを狙った設計になっています。ノーブルホップのハーバルさ、フローラルさを土台にしつつ、主役はあくまで酵母由来のアロマという整理です。

有頂天醸造は長野を拠点に、ベルジャン系やセゾン文脈の表現に取り組んできたブルワリー。今回の「Pequeno」は、その技術的な積み重ねがコラボという形で具体化した一杯と言えます。高アルコールの満足感と、セゾンの切れ味を同時に楽しみたい人はチェックしておきたいリリースです。

参考: Instagram投稿