奈良県北葛城郡広陵町の長龍酒造は、クラフトビールの新作「SUMMER SAISON」を公開した。日本酒蔵として知られる同社だが、近年はビールづくりにも取り組んでおり、今回は夏向けのセゾンスタイルを打ち出している。

商品ページによると、このビールはセゾン酵母のスパイシーな香りを軸に、2種のハーブと4種のホップを重ねて設計した。ホップは H.Blanc、Centennial Cryo、Sorachi Ace、Polaris を使用し、ハーブにはタイムとセージを採用。大麦麦芽、小麦麦芽、ライ麦麦芽を合わせ、香りの層を組み立てている。

醸造では、糖化工程を3段階で温度変化させるなど、複数の要素を足し算でまとめる設計を志向したという。苦味を前面に出すのではなく、ホップの爽やかさとハーブのニュアンス、酵母由来のスパイス感を整えながら、ドライで飲み進めやすい方向に着地させた。アルコール度数は4.0%。

商品ページでは、7月23日以降の出荷8月8日お届け分までとしている。仕様は以下の通り。

- スタイル: SUMMER SAISON
- ALC: 4.0%
- 原材料: 大麦麦芽、小麦麦芽、ライ麦麦芽、ホップ、タイム、セージ

長龍酒造が夏向けに示した今回のセゾンは、派手さよりも設計の積み重ねが見える1本だ。香りの要素を重ねつつ、最後はすっきりとまとめる構成に、同社らしい丁寧なつくりが表れている。