富士桜高原麦酒(山梨県)が公式ブログで発表した季節商品「フレンチピルスナー」は、昨年展開した“ジャーマンピルスナーをベースにした企画”を発展させたヨーロピアンピルスナーです。2026年2月13日の告知によると、今年はアルコール度数を4.5%に設定し、キレのある飲み口を軸にしながら、薄くなりすぎないようボディ感を調整しています。

注目点はホップ設計です。前年に使ったフランス産「テオレム」から、今回は同じくフランス産の「ブリュワーズゴールド」へ変更。ブルワリーは、ブラックカラント(カシス)を思わせる果実感に加え、フランス産ホップらしいハーブ感やスパイシーさが現れると説明しています。投入タイミングにも工夫を入れ、苦味と香りの出方に段階的なグラデーションをつくった、繊細なラガーに仕上げたとしています。

フードペアリングは、枝豆のペペロンチーノ、メンチカツ、生春巻き、シャルキュトリを提案。前菜から揚げ物まで合わせやすく、ブラックペッパーを使う料理との相性が良いというコメントもあり、食中酒としての設計意図が明確です。販売は楽天市場の同社ページで案内されています。

富士桜高原麦酒は1997年創業。富士山北麓・標高約1000mの環境で、ドイツ醸造技術をベースにしたビールづくりを続けてきたブルワリーです。公式サイトでは「ピルス」「ヴァイツェン」などで国内外の審査会受賞歴を重ねてきた実績も示されており、今回の新作も同社が得意とするラガー表現の延長線上にある一本といえます。季節限定の設計変更を毎年追う楽しさまで含めて、ピルスナー好きはチェックしておきたいリリースです。