限定醸造の狙いは「シルキーさ」と「ホップ主導」の両立

サウスホライズンブルーイングがリリースした「Tactical Hop Nectar(タクティカル・ホップ・ネクター)」は、Oat Milk Hazy IPAとして設計された限定醸造。販売価格は880円(350ml)。公式商品ページでは、"シルキーな口当たり"と"徹底したホップ主導設計"を同時に追求したビールとして紹介されている。

レシピの核は、オーツの多層使いだ。一般的なロールドオーツに加え、オーツパウダーオーツミルクを重ね、オーツ由来タンパク質によるとろみと質感を強化。近縁スタイルのOat Cream IPAを想起させるリッチな口当たりを持ちながら、ラクトースは不使用という点が特徴になっている。結果として、口当たりは厚みがありつつ、後味はクリーンでドライに着地する構成だ。

Nectaronを主軸にしたアロマ設計

ホップはスタッフ全員の官能評価で選ばれたNectaronをメインに、CitraMotuekaを組み合わせる。商品説明では、マンゴーやパッションフルーツを思わせる濃密なトロピカルアロマ、そして輪郭のはっきりしたジューシーなフレーバーが強調されている。

スペックはABV 7%。酵母はMango Madness。ボディ4/5、香り5/5という評価で、ペアリングにはグリルミート、ソーセージ、スパイス料理、クリーム系の料理が挙げられている。

高知発ブルワリーの文脈で見る1本

サウスホライズンブルーイングは高知市を拠点とし、港町・高知の文脈を生かしたブランドストーリーを展開するブルワリー。定番と季節醸造を並行しながら、「高知から世界へ」というビジョンを掲げている。今回のTactical Hop Nectarも、同ブルワリーが得意とするホップ表現と設計思想を、限定品としてさらに先鋭化した位置づけと言えそうだ。

2026年1月28日付の新商品情報として公開されたこの1本は、ヘイジーIPAの飲みごたえと、ドライに抜ける設計を同時に求める飲み手にとって、チェックしておきたい限定リリースになっている。