渋谷・道玄坂の「スタンドうみねこ SiB100」で、Derailleur Brew Worksの新作 「二番煎じ」 が案内された。SiB100は、しぶや百軒店にあるビアパブで、4坪ほどのコンパクトな店内に最大21タップを備える。2階では缶ビールも扱っており、気軽な一杯から飲み比べまで受け止める店として使いやすい。

今回のビールは Maibock。ABV 7%、IBU 31、SRM 7 と、数字だけ見ても麦芽の存在感をしっかり感じさせる構成だ。原材料は麦芽、ホップ、炭酸ガス。投稿では、ドイツ産の麦芽を使い、一番搾り麦汁のみで仕込むことで、麦芽の個性を最大限に引き出したビールだと説明されている。

味わいの方向性も明快だ。キャラメルやパンを思わせる甘いニュアンスに、ドイツホップ由来の穏やかな苦味が重なり、重すぎず、それでも飲みごたえはある。春の日差しにゆっくり向く、落ち着いたラガースタイルとしてまとめられているのが印象的だ。Brewer はヨーディ。

スタンドうみねこ SiB100は、渋谷駅から歩ける距離にありながら、店に入ると喧騒から少し離れたような空気がある。ビールの派手さだけを前に出すのではなく、麦芽の輪郭や温度感を丁寧に楽しませる銘柄が似合う店だ。今回の「二番煎じ」も、そうした空間でじっくり味わいたい1杯として紹介されている。

渋谷で、ホップの香りを押し出したIPAとは少し違う方向のビールを探しているなら、SiB100のタップは注目に値する。DBW直営店ならではの個性あるネーミングと、麦芽の旨みを軸にしたビールを同時に楽しめるのが、この店の魅力だ。