愛媛のごごしまビアファームが、今季のシーズナルとして興居島産・媛まどんな使用のHazy Pale Aleをリリースした。投稿では「今年もできました」とし、原料となる柑橘を島内の農家から分けてもらい、搾汁から香りの確認まで工程ごとに細かく手を入れて仕上げたことを明かしている。

今回の説明で印象的なのは、果汁を入れるタイミングや使用量、香りの立ち方をその年の果実に合わせて調整している点だ。単に果実感を強めるのではなく、"島の冬の味わい"がグラス内にきちんと残るように設計したという。仕上がりの方向性は、ジューシーさを持ちながらも軽やかで、柔らかい飲み心地。派手さより日常に寄り添うバランスを重視したと読むことができる。

ごごしまビアファームは、興居島の農産物や風土を生かし、食事を引き立てるビールづくりを掲げる小規模ブルワリー。今回のHazy Pale Aleも、その姿勢をそのまま季節商品に落とし込んだ一本と言えそうだ。冬の柑橘が主役のローカル素材ビールとして、店頭やイベントで見かけたら優先して試したいリリースになっている。