代官山の“キャッスルストリート”に立つビアパブ

代官山町13-8のキャッスルマンション102号で営業する「ビビビ。」が、店前の通りの通称“キャッスルストリート”について触れた。正式名称は代官山通りだが、建物名にちなむ呼び名として知られ、80〜90年代には古着店の人気も追い風になって、通りはかなりのにぎわいを見せていたという。

「ビビビ。」は国産クラフトビール専門のビアバー。店内には10本のタップが並び、樽が空くたびにラインナップが入れ替わる。手作りのタップが並ぶ小さな立ち飲み空間は8坪ほどで、奥にカウンター、手前にテーブルという縦長のつくり。しっとりしたBGMを背景に、じっくりビールを味わいたい人にも、ふらりと一杯寄りたい人にも使いやすい。

この店の特徴は、ビールを「つくり手の物語」とセットで届けることにある。オーナーが直接取材した醸造所のビールを中心に扱い、店内のQRコードからはブルワー紹介のコラムにもアクセスできる。銘柄を飲むだけで終わらず、その背景まで読めるので、1杯ごとの印象が深くなる。

また、プラカップを使って店外で飲めるのも「ビビビ。」らしいポイント。代官山駅から徒歩3分、恵比寿駅から徒歩10分という立地を生かして、散策の途中に立ち寄りやすい。街の記憶が残る通り沿いで、日々入れ替わるタップを確かめながら飲む楽しみがある店として注目したい。