Namachaん Brewingが今回打ち出したのは、建築と地域資源をビールに翻訳するアプローチだ。コラボ先は、フランク・ロイド・ライト設計で知られる自由学園明日館。同館の桜の剪定枝を活用して麦芽を燻し、スモークの香ばしさとホップアロマを重ねた「さくらスモークIPA」としてリリースされた。

公開情報によるスタイルはSmoke IPA、アルコール度数は6.5%。スモークビールは香りの設計次第で印象が大きく変わるが、本作は“燻製香を主役にしつつ、ホップの立ち上がりも残す”方向性が読み取れる。食中で合わせるなら、燻製由来の香ばしさを受け止めるグリル料理や、脂のある惣菜と相性を作りやすい。

背景として押さえておきたいのは、Namachaん Brewingが東京・豊島区を拠点に、自家燻製麦芽を使ったビール造りを継続してきた点だ。公式サイトのアーカイブでは2018年4月22日に初醸造の記載があり、以降も地域・企業・文化施設との協業を重ねている。今回の明日館コラボは、その延長線上で「土地の物語を香りで表現する」同ブルワリーの個性を、より明確に示したリリースといえる。

出典: コラボ発表記事Smoke Beer Factory公式サイト