静岡・伊東を拠点とするウサミブルワリー(宇佐美麦酒製造)が、神奈川・湯河原の一般社団法人「湯河原みかん倶楽部」と組んだコラボ新作をリリースした。商品名は果実香る『湘南ゴールドビール』。昨年度の「湘南ゴールドエール」を、今回は“ビール”としてリニューアルした位置づけだ。

今回の軸は、希少柑橘として知られる湘南ゴールドの香りをどうビールに載せるか。案内されている製法では、醸造後半に果汁を加える“追い果汁製法”を採用し、ホップの苦みと果実感の両立を狙っている。原料は麦芽(ドイツ製造)・ホップ・湘南ゴールド果汁・果皮、アルコール度数は5.0%、330ml瓶での展開。

販売は神奈川県西部・静岡県東部の飲食店、旅館・ホテル、小売店を中心に順次スタート。温泉地と柑橘産地をまたぐ地域連携の文脈もこのコラボの見どころで、湯河原側の農産資源と、静岡側の醸造技術を掛け合わせた一本になっている。

ウサミブルワリーは静岡県内で長くエール中心の醸造を続け、伊豆の地ビールづくりで知られるブルワリー。地元素材を生かした展開にも継続的に取り組んでおり、今回の湘南ゴールドビールは、その延長線上にある“地域の味をビールで編集する”試みと言える。柑橘由来の華やかな香りとほろ苦さのバランスを確かめたい人は、提供店で見かけたタイミングで押さえておきたい。