新作の見どころ

倉敷ブルーイングカンパニーはInstagramで、新作ビールの仕込みについて紹介した。投稿では「今までとは全く違ったクラフトビール」として、ピオーネとマスカットを50%ずつ使用していること、そしてスパークリングワインのようなテイストを狙っていることが明かされている。発売は10月中の予定とされ、仕込みを行う時季に最も旬のぶどうを使う方針も示された。

岡山らしさを前面に

同ブルワリーは、岡山県早島町に醸造所を構える倉敷ブルーイングカンパニー。地域の食や土地の個性を意識したビールづくりを続けており、主力ブランド「OKAYAMA JIMOTO BEER 086」でも、岡山の地名や素材感を自然に取り込んだラインアップを展開してきた。

今回の新作も、その姿勢がよく表れた一本といえる。ピオーネの豊かな果実感に、マスカットの華やかな香りをどう重ねるのか。ビールでありながら、スパークリングワインのような印象を目指す設計は、食中酒としての使い勝手も含めて気になるポイントだ。

発売前から注目したい理由

倉敷ブルーイングカンパニーは、料理に寄り添うきれいな味わいを大切にしてきたブルワリーでもある。派手さだけを追わず、食卓に置いたときのバランスを意識したビールづくりは、同社の持ち味のひとつだ。

ぶどうを前面に出した今回の新作は、岡山の果実文化とクラフトビールの接点を感じさせる企画でもある。どのような香り立ちと飲み口に仕上がるのか、10月の登場を待ちたい。