季節の定番として戻る甘夏エール

マスターズブリューイングは、静岡県沼津市の駅前醸造所。直営店「2階のビアパブ」も構える同ブルワリーは、季節ごとに異なるビールづくりを掲げており、今回のInstagram投稿でも甘夏のシーズン到来を知らせた。

公式サイトのビール紹介では、「期間限定!! 沼津甘夏エール」としてラインアップされている。沼津特産の柑橘である甘夏をたっぷり使い、果汁の甘味と酸味に加えて、ワタの渋みや皮の苦味まで含めて調和させたフルーツエールと説明されている。香りのよさを前面に出しつつ、ただ甘いだけではない構成に仕上げている点が印象的だ。

沼津の素材感を生かした一本

スペック面では、アルコール分は6.0%、IBUは33。原材料には麦芽、甘夏、オーツ麦、乳糖、ホップ、キヌアが挙げられている。果実由来の明るい香りに、オーツ麦や乳糖がもたらすやわらかさを重ね、飲み口の輪郭を整えた設計と読める。

マスターズブリューイングは、沼津の海と富士山の伏流水に恵まれた環境を背景に、マイクロブルワリーならではの遊び心あるビールづくりを志向している。地元の柑橘を使ったこの甘夏エールは、その方針を分かりやすく示す一本と言えるだろう。春から初夏に向かう時期、柑橘の香りを楽しみたい人に注目されそうだ。