蒜山醸造所つちとみずは、2026年3月7日の投稿で新作ヴィンテージエール「V-9」を発表した。投稿文では「大変ご無沙汰しております。」という書き出しとともに、製造プロセスと味わいの方向性を具体的に公開している。

公開されたスペック


- 商品名:ヴィンテージエール「V-9」
- 仕込み日:2025年5月28日
- 瓶詰め日:2025年7月8日
- 熟成:オーク樽で熟成後、8カ月の瓶内熟成
- アルコール度数:8%

投稿では、香味の特徴として「口に広がり鼻に抜けるスモーキーな香り」「かすかな酸味とフルーティー感」を挙げ、「もはやビールではない新感覚」と表現。しっとり、ゆったり楽しむ飲用シーンを提案している。購入導線はプロフィール欄のリンク先オンラインショップと案内された。

蒜山の土地性をどうグラスで感じるか


今回のV-9でキーワードになっているのは、投稿内でも触れられた蒜山・中和のテロワールだ。岡山県北部の蒜山エリアを拠点とする同醸造所は、これまでもヴィンテージエールを継続的にリリースしてきた。オーク樽熟成と長めの瓶内熟成という手法は、時間経過による輪郭の変化を楽しむ同ブルワリーの文脈とも重なる。

香りのスモーキーさ、酸のニュアンス、果実様の要素、そして8%という度数設計。派手なホップアロマ型とは異なるアプローチで、温度変化や食後の余韻まで含めて向き合いたい一本になりそうだ。久々の新作告知として、既存ファンはもちろん、熟成系の味わいに関心のある飲み手にとっても見逃せないリリースといえる。