3者コラボの焦点は「ワイン副産物の再解釈」

野ばらホームステッドブルワリーのInstagram投稿(該当投稿)で示された「song × Nobara Homestead Brewery × Gio Hills Winery」という組み合わせは、単なる名義上のコラボではなく、御牧ヶ原の素材循環を軸にした実装へつながった。

2026年3月4日に公開された発表によると、3者の取り組みとして登場したのは「シャルドネパミスのクラフトビール」。ワイン醸造後に残る果皮・種子などのパミスを副原料として用い、ビールとして再構成した。商品情報は、330ml・アルコール5.5%、麦芽使用率50%以上の発泡酒。原材料には有機麦芽、ぶどう、小麦が記載されている。

味わい設計と土地性

説明では、ジオヒルズのシャルドネパミス由来の要素として、花蜜を思わせる香りと軽やかな飲み口が特徴。温度変化で果実の輪郭が立ち上がる設計とされ、食中にも単体にも寄せられるバランスが狙われている。

この文脈で重要なのは、野ばらホームステッドブルワリーが長野・青木村で、身近な植物や地域素材を取り込んだ醸造を続けている点だ。今回のようにワイナリー側の副産物を受け取り、別ジャンルの酒へ橋渡しする動きは、同ブルワリーのローカル志向と整合的。単発企画というより、地域内で素材の価値をつなぐ実験の延長線上にある。

販売の位置づけ

この発泡酒は、songのアップサイクル商品群のひとつとして案内されている。song自体は2025年6月20日にオープンした小諸・御牧ヶ原の薪火ダイニングで、今回の展開はレストラン体験を物販へ広げる文脈でもある。

- 参考: PR TIMES発表(2026年3月4日)
- 参考: Instagram投稿