兵庫・神戸を拠点とするOpen Air湊山醸造所が、音楽カルチャーとの接点を前面に出したコラボレーションを打ち出した。今回の相手は、タワーレコード渋谷店内に開業するTOWER RECORDS BEER。発表によると、開業記念ビールとして醸造されたのが「LISTEN TO THE MUSIC」だ。

スタイルはWest Coast IPA。レシピ情報として、ABV 6.5%/IBU 50、ホップはCitra、Simcoe、Mosaicが公表されている。柑橘や松系のアロマを想起させる王道の組み合わせで、クリーンな苦味を軸にした設計がうかがえる。投稿では、タワーレコード発祥の地であるアメリカ西海岸の文脈を重ね、このスタイル選択に意味づけを与えていた。

提供面では、まず神戸側での導線が用意されている。案内では、神戸元町店で提供開始、缶商品は神戸元町店またはみなとやまフードホールで販売。オンライン販売はなし、かつ超数量限定とされ、完売後は渋谷での提供が中心になる見込みだ。TOWER RECORDS渋谷の外観をモチーフにしたラベル缶という点も、ビール単体ではなく“音楽体験の記念品”として設計された一本であることを示している。

Open Air湊山醸造所は、公式情報で「神戸市の旧小学校給食室を醸造所として再生し、地元の水や産物、季節感を生かしたビールづくり」を掲げるブルワリー。地域に根ざした醸造所が、今回は都市の音楽拠点と手を組み、ローカルとポップカルチャーをつなぐ企画を実装した形だ。クラフトビールの“飲み方”だけでなく、“どこで・何と一緒に体験するか”まで含めて提案するコラボとして注目したい。

出典: Instagram投稿Open Air湊山醸造所 公式サイト