岩手県盛岡市のベアレン醸造所が、2026年分の「ベアレン ヴァイツェン」を発売した。公式オンラインショップでは330ml瓶を取り扱い、出荷は9月18日以降として案内されている。

ヴァイツェンは、小麦麦芽を50%以上使用して造るドイツ南部の伝統的なビール。ベアレン醸造所では、そのスタイルに忠実な製法で仕込み、酵母が生み出すバナナやクローブを思わせるフルーティーな香りを引き出している。

味わいは、ビール特有の苦みを抑えたやさしくまろやかな口当たりが特徴。小麦由来の柔らかなコクに加え、きめ細かくクリーミーな泡が広がるため、苦いビールが得意でない人にも試しやすい仕上がりだ。アルコール分は5.0%、容量は330mlとなっている。

ヴァイツェンの歴史をたどると、1516年にドイツで制定された「ビール純粋令」とも関わりがある。当時、小麦はパンの原料として優先されたため、小麦を使ったビールの醸造は一部の醸造所に限られていた。こうした背景から、ヴァイツェンはかつて「貴族のビール」とも呼ばれたという。

ベアレン醸造所は、100年以上前の仕込釜を用いながら、ヨーロッパの伝統的なビール文化を岩手・盛岡で受け継ぐブルワリー。ヴァイツェンは、白ソーセージや魚介、ハーブを使った料理、スパイスの効いたメニューとの相性もよい。香りを楽しむなら、まずはグラスに注ぎ、泡とともにゆっくり味わいたい。