安芸太田町の安芸乃国酒造なんだけど、ここはね、醸造家がプロレスマスクを被ってるんだよ。
……え? プロレスマスク? ビール造る人が?
代表の長戸結沙さん、通称「オソラー・カーン」。もともとスキー場で10年間働いてて、冬は鉄板焼き、夏はキッチンカーでハンバーガーを売ってたんだけど、鉄板焼きのときにプロレスマスクを被り始めたらSNSでバズって「覆面鉄板焼職人」として有名になったんだ。
覆面鉄板焼職人からビール職人に転身!? なにそのキャリア!
キッチンカー仲間だった地元出身の道菅宗之さんと意気投合して、「町の人が誇りを持って贈れる名産品を作ろう」って二人で醸造所を立ち上げた。今は「覆面麦酒職人」を名乗ってるよ。
町のために名産品を作りたいって、熱い……! どんなビールなの?
全銘柄が安芸太田町の観光名所の名前なんだよ。一番人気の三段峡は菊芋を使ったゴールデンエールで、柑橘系の爽やかな香りにクリアな飲み口。三段峡はフランスのブルーガイドで三ツ星をもらった渓谷だからね。恐羅漢は広島県最高峰の山の名前で、米麹・柚子・山椒を合わせたホワイトエール。
菊芋に米麹に山椒……! ビールの材料とは思えないラインナップだね。味はどうなの?
恐羅漢は白く濁った見た目でスッキリした飲み心地。温井ダムは紫芋を使ったフリースタイルエールで、Loralホップの柑橘香にアルコール7%のパンチがある。井仁の棚田はかぼちゃと米のパンプキンエール。日本の棚田百選に選ばれた棚田の名前だよ。
紫芋にかぼちゃ! ラベルもレトロな観光地イラストなんでしょ? 一本一本が安芸太田町の観光大使みたいだね。
さらに攻めてるのが黒大蒜IPA。そう、黒にんにくのIPA。しかもこの醸造所、地元農家の規格外農作物——形が悪くて出荷できない野菜や果物を積極的にビールの原材料に使ってるんだ。農家の廃棄ロス削減にもなってる。
黒にんにくIPA飲んでみたい! 覆面のブルワーが地元の農家さんと手を組んで、規格外の素材を美味しいビールに変えてるって、すごくいい話だね。お土産にしたら絶対話のタネになるし!
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