タルマーリーってどんなブルワリー?
ホップ兄タルマーリーって聞いたことある? 鳥取の智頭町にあるんだけど、パン屋がビールを醸してるっていう、日本でもかなり異色のブルワリーなんだよ。
麦ちゃん
ホップ兄代表の渡邉格さんはもともとパン職人なんだよ。天然酵母でパンを焼く中で、「麦からつくる酵母のほうがパンに合うんじゃないか」って直感して、ビール醸造を始めたんだ。ビールの一次発酵でタンクの底に溜まる澱…あれ、普通は捨てるんだけど、実は酵母の塊でさ。それをパン種に使ってる。
麦ちゃんえっ! パンのためにビールを造り始めたの!? 捨てるはずの澱がパンになるって、すごい発想…!
ホップ兄しかもここ、市販のイースト菌を一切使わないんだ。空気中に浮遊する野生の酵母だけで醸す、日本で唯一のブルワリーなんだよ。レーズンの皮やキウイ、イチジクに付いてる菌を培養して使ってる。
麦ちゃん野生の酵母だけ!? それってコントロールめちゃくちゃ難しくない?
ホップ兄だから熟成にものすごく時間がかかる。「エイジドセゾン」は1〜2年、「レベルシードエール」は2年熟成。「セッションエール」でも半年以上かけてるんだ。野生酵母は発酵温度も期間も予測できないから、菌に委ねて待つしかない。
麦ちゃん2年熟成…。時間をかけて自然に任せるって、なんか哲学的だね。
ホップ兄渡邉さんは『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』って本を出してて、自然のサイクルに沿った経済を実践してる人なんだよ。2008年に千葉で創業して、東日本大震災後に岡山へ、さらにいい水を求めて2015年に智頭町に移転してきた。
麦ちゃん水を追いかけて移転してきたんだ…。醸造所はどんなところなの?
ホップ兄旧那岐保育園を改装してて、パン工房、ビール醸造所、カフェ、しかもホテルまで入ってる。「ラディカルサワーエール」や「シードルエール」「ベルジャンホワイト」なんかもあって、どれも野生酵母ならではの複雑な味わいなんだ。
麦ちゃん元保育園にパンもビールもカフェも宿泊も! 智頭町まで遠征して一日中過ごしたいなぁ。
代表銘柄: セッションエールエイジドセゾンレベルシードエールラディカルサワーエールベルジャンホワイトシードルエール