見附ローカルブルワリーってどんなブルワリー?
ホップ兄見附ローカルブルワリー、略してMLB。ここのオーナー中嶋正和さんの経歴が面白くてさ。もともとバーテンダーなんだよ。
麦ちゃんバーテンダー!? ビール造りとは全然違う世界じゃない?
ホップ兄1971年見附市生まれで、高校卒業後にテレビ番組と漫画『BARレモン・ハート』に影響されて埼玉でバーテンダーになった人。シングルモルトとカクテルの専門家。地元に戻って2006年にショットバー『Cafe ho.cca』を開いたんだけど、2012年にバーテンダーの大会で飲んだBrewDogの『Punk IPA』で人生変わったらしい。
麦ちゃんPunk IPAで開眼! それでビール造り始めたの?
ホップ兄すぐにじゃないんだ。2018年にCafe ho.ccaの10周年記念で宇都宮のブルーマジックブルワリーに委託醸造を頼んだ時に、小規模醸造の面白さに取り憑かれた。で、そのまま自分のバーの隣にブルワリーを作っちゃった。年間生産量7,000リットルの超マイクロだよ。
麦ちゃん7,000リットル……少ない! 定番ビールはあるの?
ホップ兄ここが独特で、固定の定番を置かないスタイルなんだよ。ほぼ毎週レシピを変えて、今までに50種類以上造ってる。『Opening Pale Ale』が一号ビール。『あのときの感じ』っていうペールエールは、中嶋さんがクラフトビールに出会った頃の感覚を再現した一杯で、名前のセンスもバーテンダーっぽいよね。
麦ちゃん『あのときの感じ』! いいネーミング! 他にも気になる名前ある?
ホップ兄『Sewing Girl』っていうIPAとか、見附の伝統織物にちなんだ『見附小紋』っていうカリフォルニアコモンとか。『おセンチ セゾン』なんてのもある。バーテンダー時代に培ったネーミングセンスとアロマへのこだわりが生きてるよね。ホップはアメリカ系が中心で、シトラスやフローラルなアロマを効かせたスタイルが多い。
麦ちゃん
ホップ兄見附産のもち米を副原料に使ったビールを造ってるし、すごいのは、見附市内3ヶ所でホップの試験栽培を地元農家と一緒にやってるんだよ。大麦の栽培実験も始めてて、最終目標は『オール見附産クラフトビール』。Cafe ho.ccaの店内からは醸造設備が丸見えで、カウンターで飲みながらタンクが眺められる。
麦ちゃんホップまで自分で育ててるんだ! バーテンダーから醸造家になって、農業まで……。毎週違うビールがあるなら何回でも行きたくなるね!
代表銘柄: Opening Pale Aleあのときの感じ見附小紋Sewing Girl