弥彦ブリューイングってどんなブルワリー?
ホップ兄弥彦ブリューイング、ここはほんと面白いんだよ。醸造責任者の羽生久美子さん、もともとビールが嫌いだったんだから。
麦ちゃん
ホップ兄そう。久美子さん、前職は自動車販売の営業事務だったんだけど、弟の雅克さんが東農大で醸造学んで実家の酒屋『やよい』を継いでて。ある日、東京・日本橋のアンテナショップで島根の石見式っていう冷凍庫を使った小規模醸造に出会って衝撃を受けたんだよね。それで姉弟で2019年に立ち上げた。
麦ちゃん冷凍庫で発酵!? なにそれ面白い!しかも令和元年の初日、5月1日に初瓶詰めしたんでしょ?
ホップ兄よく知ってるね。で、久美子さんは開業前にエチゴビールやRiot Beerで半年間修行してるんだけど、自分がビール苦手だからこそ『苦くない、フルーティなビール』を徹底的に追求してる。フラッグシップの『伊彌彦エール』はライスエールで、弥彦村の特別栽培米『伊彌彦米』――農薬・化学肥料5割減のコシヒカリ――を副原料に使ってて、ジュースみたいな果実香と上品な甘みが特徴なんだ。
麦ちゃんへぇ〜!お米のビールなんだ!その伊彌彦米って、皇室献上米やANA国際線ビジネスクラスにも使われてるやつだよね?
ホップ兄そうそう。で、この伊彌彦エールはジャパン・グレートビア・アワーズで2020年・2021年連続銀賞、インターナショナル・ビアカップでも2020年・2023年に銅賞獲ってる。40平米の小さな醸造所でこの実績はすごいよ。
麦ちゃん40平米!? めちゃくちゃ小さい!他にどんなビールがあるの?
ホップ兄これがさ、全部弥彦村や周辺の農産物を使ってるのがすごいんだよ。『弥彦椎茸スタウト』は地元産の焙煎椎茸入り、『伊彌彦エダマメェール』は1965年から栽培されてる在来種『弥彦むすめ』の枝豆入り。他にもぶどう、洋なし、キウイ、ゆず、桜酵母のIPA……16種類以上造ってる。
麦ちゃん椎茸のスタウト!? 攻めてるなぁ……。しかも規格外の野菜を使って地元の農家さんを支えてるんだよね。
ホップ兄うん、いわゆる『はねもの』――形が悪くて市場に出せない農産物を積極的に仕入れてフードロス削減にもつなげてる。弥彦神社の真ん前にある参道沿いの小さなタップルーム、カウンター10席で飲めるんだけど、ゆくゆくは麦も地元産にして完全『Made in YAHIKO』を目指してるらしい。
麦ちゃん弥彦神社のお参り帰りに寄れるんだ! 椎茸スタウトと枝豆エール、絶対飲みに行きたい!
代表銘柄: 伊彌彦エール弥彦椎茸スタウト伊彌彦エダマメェール弥彦桜酵母IPA