常温熟成ヘイジーを続けるHAZY LABO


埼玉県狭山市新狭山にあるHAZY LABOは、Hazy IPAに特化した実験的なブルワリーだ。新狭山駅から徒歩圏という立地で、香りや味わいの変化を追う姿勢がはっきりしている。

3月19日のInstagram投稿では、去年6月18日に仕込んだ「HBC1019」を、長期間にわたって常温熟成していたことが伝えられた。HBC1019の正式名称はDolcitaで、同ブルワリーの公開情報ではHBC1019ホップのみを使ったシングルホップHazy IPAとして案内されている。

このビールは、メロン、レーズン、洋梨、桃、パイナップル、みかんを思わせる果実感に、ココナッツを思わせるニュアンスが重なるのが特徴とされる。残糖は少なめで、数値上はドライ寄りながら、口当たりには十分な甘みを感じる設計だ。

HAZY LABOは、ヘイジーは新鮮なうちに飲むべきという一般的な考え方に対して、常温保管による味の変化を前向きに捉えてきたブルワリーでもある。今回の投稿も、その実験性をそのまま示す内容で、時間の経過を含めてビールを楽しむという同店らしさがよく表れている。

狭山でヘイジーIPAの変化をじっくり追いたい人にとって、HBC1019は気になる1本だ。