奈良市を拠点とする奈良醸造は、東京・奥多摩のVERTEREとコラボレーションしたケラーピルス「TYPHINA(ティファナ)」をリリースします。アルコール度数は5.5%、IBUは17。樽と350ml缶での展開で、業務向けEC販売は4月13日12:00、一般向けEC販売は4月17日12:00に始まります。

今回の企画は、VERTEREが主催するOKTAMA BEER FESTへの出店や、同ブルワリーの辻野ヘッドブルワーとの交流をきっかけに生まれました。打ち合わせの中で、両者が現地で飲んで印象に残った「無濾過のピルスナー」を再現したいという話になり、そこからKeller Pilsというビアスタイルに着地したといいます。

Keller Pilsは、一般的なピルスナーよりも炭酸をやや抑え、麦芽の甘みやホップの繊細な香りを感じやすくしたラガーです。奈良醸造のビールはもともと全て無濾過ですが、今回は熟成期間を短くして酵母の沈殿を待たずに充填することで、そのニュアンスを表現しています。見た目は通常のピルスナーより少し濁りがあり、小麦やオーツ麦は使っていません。

投稿では、グラスに注ぐと蜜のような香りが立ち、口当たりはやわらかく、弱めの炭酸が飲み進めやすさにつながると紹介されています。VERTERE側からも別スタイルのコラボビールがリリース予定とされており、両者の解釈の違いを飲み比べる楽しみもありそうです。奈良醸造らしい、スタイルへの理解と物語性が重なった1本です。