JAZZ BREWING FUJINOが、Instagram投稿で季節限定の「Cacao IPA」を今年も紹介しました。投稿タイトルからは、毎年この時期に楽しみにしている人が多い銘柄であることがうかがえます。

同ブルワリーは、神奈川県相模原市緑区・佐野川地区の里山にある小さなクラフトブルワリーです。清流・佐野川の水を使い、無濾過・無清澄で醸造することで、素材と発酵の表情をそのまま生かすのが特徴。2018年に地域の協力を得て立ち上がり、オーナー兼醸造家の山口解さんが、サウンドエンジニアとしての感性と農業の経験を背景に、ビールづくりに向き合っています。

公式サイトでは、季節限定醸造ビールを月に1回ほどのペースで仕込んでいると案内されています。旬の農産物や他の生産者とのコラボレーションを含め、いわば「ビールのジャムセッション」のように、毎回異なる表情を見せるのがJAZZ BREWING FUJINOの魅力です。今回のCacao IPAも、その流れの中で登場した一本といえそうです。

IPAらしいホップの輪郭にカカオ由来の風味が重なると、香りと苦み、ロースト感のバランスがどう組み立てられているのかに自然と目が向きます。派手な演出よりも、土地・水・素材の組み合わせで個性を出すブルワリーだからこそ、今年のCacao IPAも味わいの設計に注目したいところです。