宮崎ひでじビールは7月10日から12日まで、JR宮崎駅前アミュひろば(大屋根下広場)で創業30周年記念イベント「ひでじビール30周年感謝祭」を開催する。会場には定番・限定を含む約30種類の樽生が並び、世界一受賞ビールの栗黒や、宮崎県産麦芽100%の「宮崎県内飲食店限定」YAHAZUも楽しめる。

フードは「ムール貝のひでじビール蒸し」や、麦芽かすと酵母を活用して育てた豚を使う「ひろし燻ソーセージ」など、ビールとの相性を意識した構成だ。宮崎県内の焼酎、ワイン、リキュールも提供されるため、ビールを軸にしながら飲み方の幅を広げやすい。

同社は1996年の醸造所開設以来、地域素材を生かすものづくりを続けてきた。2017年と2022年には栗黒が世界的コンテストで世界一を獲得しており、YAHAZUに代表される自家製麦芽の取り組みも含め、土地の原料をどう生かすかが一貫したテーマになっている。

一方で、旅先のブリューパブらしい楽しみ方を重視する店としては、山形の天童ブルワリー(いちらく)も印象的だ。天童温泉の湯坊いちらく内にある温泉旅館直営の醸造場で、さくらんぼを使った聖桜坊(セントチェリー)や、そばの香りを生かしたMr.Aを造る。宿泊者だけが蔵出しの生を味わえる点も含め、場所そのものを飲む体験に変えている。駅前の大規模イベントと、温泉地の小さな醸造場。形は違っても、どちらもビールと地域の距離を近づけている。