2つのレシピ

岩手県遠野市を拠点に、ホップの栽培から醸造、研究までを一体で進めるGOOD HOPSが、希少ホップ「ムラカミセブン」を主役にした新商品を投入します。ムラカミセブンは、同社の醸造責任者・村上敦司氏がキリンビール時代に開発した品種で、和柑橘やマスカット、いちじくを思わせる香りが特徴です。今回は、スプリングバレーブルワリーの「JAPAN ALE<香>」リニューアルに合わせたコラボレーションとして、GOOD HOPSでも特別に使用できることになりました。

登場するのは、LAGERとIPAの2種です。どちらも遠野産のホップを使い、村上氏自身がレシピ設計から醸造まで手がけています。

MURAKAMI SEVEN LAGER


ABV 4.5%。遠野産ムラカミセブンと遠野産ザーツを使用し、青々しい香りに和柑橘の瑞々しさが重なる仕上がりです。温度の変化によって香りと味わいの表情が変わる設計で、食中酒としても楽しみやすい構成になっています。

MURAKAMI SEVEN IPA


ABV 6.0%。ムラカミセブンをふんだんに使い、遠野産IBUKIを加えることで個性をより際立たせたIPAです。和柑橘の香りに、果実のようなやわらかな甘さが重なり、LAGERよりも輪郭のある味わいを目指しています。

販売は樽製品が4月1日15時から業務店向けに開始。缶製品は4月8日から、業務店向けは15時、一般向けは17時に販売予定です。ムラカミセブンは栽培量がまだ多くなく、今回のコラボレーションは限られた数量での展開となります。

GOOD HOPSは、遠野という日本随一のホップ生産地で、日本産ホップの可能性を広げることを掲げるブルワリーです。栽培、加工、醸造を近い距離で結びつける同社の考え方は、今回の2本にもそのまま表れています。開発者本人が仕込むムラカミセブンのLAGERとIPAは、遠野産ホップの現在地を知るうえでも注目したいリリースです。