徳島県勝浦郡上勝町にあるブリューパブ、KAMIKATZビールでは、地域の素材や循環を意識したビールづくりが続けられている。今回注目される新作は、GAME CHANGER(ゲームチェンジャー)。上勝町産の杉木をアロマとビタリングに使ったAmerican IPAで、グレープフルーツのような柑橘の香りに、杉由来のスパイシーさと余韻のある苦みが重なる一杯だ。

公式ストアでは、ポートランドのブルワリーLEVEL BEERとのHOOD TO FUJI 2025コラボIPAをアップデートした版として案内されている。ホップに代わる素材を探る発想から生まれたビールで、モルトのコクを残しながら、杉とホップの個性をぶつけすぎずにまとめているのが特徴だ。

どんな味わいか


- しっかりしたモルト感
- 杉由来のスパイシーな香り
- グレープフルーツを思わせる柑橘アロマ
- 余韻として残るビターさ

スパイスの効いた料理と相性がよく、カレーや麻婆豆腐のような味の強いメニューと合わせると、杉の香りがより立体的に感じられる。ビール単体で飲めば、飲み進めるごとに香りの表情が変わるタイプでもある。

KAMIKATZビールの魅力は、こうした素材の使い方だけではない。上勝町の山あいにあるブリューパブとして、ゼロ・ウェイストの考え方を背景に、土地の空気感ごと体験できる点も大きい。徳島の自然や地域資源を感じながら飲む一杯として、GAME CHANGERはこの店らしさがよく出たビールといえる。