宮崎県延岡市のひでじビールは、熊本地震から10年となる節目に合わせ、復興をテーマにしたクラフトビール「HOPe STEP JUMP!(ホップ・ステップ・ジャンプ) 熊本エール」を発売し、4月8日に熊本県庁で木村敬知事へPRしました。

この商品は、熊本日日新聞社の企画・監修のもと、ひでじビールを含む九州のブルワリーが連携して進めるプロジェクトの一つです。震災の記憶を風化させず、防災意識の向上につなげることを目的にしており、売り上げの一部は熊本の地域復興のために寄付されます。

ビールの特徴

公式サイトによると、レシピには熊本県益城町の潮井水源の湧き水南阿蘇産のカスケードホップと米を使用。さらに、LuminosaSuperdelicの2種のホップを組み合わせ、震災の先にある明るい未来をイメージしています。

スタイルはアメリカンペールエール。モルトの穏やかなコクとホップ由来のトロピカルな香りを両立させ、クラフトビールに慣れていない人にも飲みやすい設計です。アルコール度数は5%、容量は350mlで、食事と合わせやすい飲み口に仕上げられています。

ひでじビールというブルワリー

ひでじビールは、宮崎・延岡を拠点に、地域の素材や物語をビールに落とし込んできたブルワリーです。九州の農産物や地域資源を活かした醸造にも積極的で、土地の個性を感じさせる商品づくりに定評があります。今回の「HOPe STEP JUMP!」も、その姿勢がよく表れた一本といえます。

熊本の復興をめぐる記憶を、飲み手が自然に受け取れる形でビールに託した点がこの商品の特徴です。派手な演出よりも、素材・背景・役割を丁寧に伝えるタイプの限定企画として注目したいところです。