アンドビール勝沼醸造所×発酵デパートメント、山梨の棚田米で醸す「神金ラガー」
アンドビール勝沼醸造所と発酵デパートメントが組んだ限定コラボ「神金ラガー」が話題だ。甲州市神金地区の棚田で育ったコシヒカリを使い、米由来のやわらかな香りとラガーらしいキレを両立。地域の食文化とクラフトビールの接点を示す一本として注目したい。
アンドビールが発信したコラボ情報によると、「神金ラガー」は山梨県甲州市神金地区の棚田米(コシヒカリ)を使ったライスラガー。炊いた米を仕込みに組み合わせることで、すっきりした飲み口に米のニュアンスを重ねた設計だ。スタイルはRice Lager、ABVは6.0%。
この企画の核にあるのは、単なる副原料の面白さではなく、生活圏が重なる作り手同士の関係性だ。アンドビール側のインタビューでは、発酵デパートメント山梨店との交流からコラボが具体化し、神金地区の米というローカルな素材に着地した経緯が語られている。結果として、地元の農家や地域住民が“自分ごと”として受け止められるビールになった点は大きい。
販売は、発酵デパートメント(下北沢・山梨)とアンドビール各拠点を中心に展開。さらに両者の協業はビール単体にとどまらず、発酵デパートメント山梨店周辺の場づくりにも接続している。飲んで終わりではなく、店や地域を回遊しながら楽しめるのがこのコラボの醍醐味だ。
アンドビールは山梨・勝沼への醸造機能集約を経て、土地性を活かしたビールづくりを強めてきたブルワリー。そんな背景を知ると、「神金ラガー」は限定商品の枠を超え、勝沼での現在地を示す象徴的な一杯にも見えてくる。米のやさしい立ち上がりとラガーの切れ味を確かめながら、山梨発の“発酵コラボ”の次の展開にも期待したい。
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