フォレストブルーイングは、2026年2月19日に「ホワイトデー3本セット」を発売した。Instagram投稿で案内された内容と同日のお知らせでは、セットの主題を“冬の終わりから春の目覚めへ”とし、単なる詰め合わせではなく、順番で体験が深まる設計を打ち出している。

セット内容(3本)

1本目は朝霧のヘレス。苦味を抑え、麦芽のやわらかな甘みを前面に置いた入り口。
2本目は夕陽のIPA。シトラス系の香りと適度な苦味で、味覚のトーンを一段明るくする中盤。
3本目はKITAKITSUNE(ドッペルボック)。重厚なコクで締める構成で、春先に向かう時期の“余韻”を狙ったフィナーレになっている。

価格は2,780円。ギフト需要が高まる時期に合わせた商品だが、説明文では“自分への労い”という飲み方も提案されており、贈答と家飲みの両方を視野に入れた設計がうかがえる。

ブルワリーの文脈で見るこのセット

同ブルワリーは宮城県川崎町、北蔵王の水系に位置し、仕込みには北川水系の軟水を使用。さらに、関連する薪製造の現場で出る端材を熱源として活用するなど、地域資源と醸造を接続する運営方針を掲げている。ラガー系を含む“飲み飽きない一杯”を軸に据える姿勢は、今回の3本セットにも反映されている。

ヘレスで整え、IPAで広げ、ドッペルボックで着地する。季節の節目を1セットで描くこの構成は、ビールを「銘柄の点」で選ぶだけでなく、「時間の線」で楽しむ提案として注目したい。