仕込みdayで見えた、店の“らしさ”

東京・世田谷区梅丘のクラフトビール&スパイスフード「ねこの集会所」が、4月3日夜に「ラムうま煮込み」を仕込む様子をInstagramで発信した。投稿は、店が日々のフードづくりを大切にしていることを伝える内容で、ビールの合間にもう一品欲しくなるような、温度感のあるメニューづくりがうかがえる。

この店は、駅からすぐの商店街を少し入った先にある、落ち着いた雰囲気のビアパブ。外からは隠れ家のように見え、店内はカウンター、テーブル席、窓側席がバランスよく配置されている。ひとりで静かに飲むにも、数人でゆっくり過ごすにも向いたつくりだ。

飲めるビールの幅が広い

「ねこの集会所」の魅力は、料理だけではない。常時6タップがつながれ、さらに缶や大瓶も揃うため、その日の気分で幅広く選べる。取材記事では、Bellwoods Breweryのサワー「Jelly King」と、Teenage BrewingのオーツクリームDIPA「Cream of Gold #002」が紹介されており、いずれもフードとの相性が意識されたラインナップだった。

`Jelly King` は柑橘の爽やかさとやわらかな酸味が持ち味で、ラムの旨みを引き立てるタイプ。一方の `Cream of Gold #002` はオレンジや桃、マンゴーを思わせる香りとクリーミーな口当たりが特徴で、香ばしさのある肉料理に寄り添う。こうした選び方を見ると、ここは単に“タップが多い店”ではなく、食事との相性まで含めて組み立てる店だとわかる。

ラムとビールをつなぐ一皿

今回の投稿で仕込まれていた「ラムうま煮込み」は、ラムの旨みをベースに、スパイスやナッツの香りを効かせた、やさしいのに奥行きのある一皿として知られる。ビールとの接続でいえば、酸味のあるサワーで脂を切るもよし、香り豊かなヘイジー系で包み込むもよし。ビール好きにとっては、飲みながら食べ進めたくなるタイプの料理だ。

梅ヶ丘という、喧騒から少し距離を置いた街にあるのもこの店らしい。猫が集まる場所をイメージした店名どおり、時間を急がず、ビールと料理をゆっくり重ねるのが似合う。仕込みdayの投稿は、その空気感を端的に伝えていた。

注目ポイント

- 梅ヶ丘駅からほど近い静かなロケーション
- 常時6タップに加え、缶・大瓶も用意
- ビールは国内外から、店主が「飲みたい」と思うものを選定
- 料理はラムうま煮込みや香港式チャーシューなど、スパイス感のある構成

ビール目当てで訪れても、フード目当てで訪れても満足度が高い。そんな“集会所”らしい一軒として、今後の投稿も気になる店だ。