Far Yeast Brewing(山梨県小菅村)は、サッポロビールとのコラボレーションで、ワイン醸造用ぶどうを使ったBruit IPA with Wine Grapes「テロワールブリュー」を2026年2月11日にリリースした。今回のテーマは“ワイン×ビール”。2025年6月の第1弾「おとものおさけ」(日本酒着想)に続く第2弾として位置づけられている。

本作で使われたのは、サッポロの「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」で2025年に収穫されたシャルドネとソーヴィニヨン・ブラン。発表によると、共同で約700kgのぶどうを除梗・搾汁し、果汁に加えて果皮も発酵中のビールへ浸漬。ワインのマセレーションを参照した工程で、ライチや白桃を思わせる香り、フローラルさ、タンニン感を引き出したという。

酵母はシャンパン酵母を主軸に、フレンチセゾン酵母を併用。残糖を切ったドライな着地を狙いつつ、発酵由来の香味を抑えてぶどうの個性を前面に出す設計だ。さらに、サッポロ開発の国産ホップ「フラノクイーン」を終盤でドライホップし、白ワイン様の柑橘香とグラッシーなニュアンスを重ねている。

スペックはABV 7.5%、350ml缶と15L樽で展開。原産地はFar Yeast Brewing 源流醸造所(山梨県北都留郡小菅村)。販売はサッポロ直営オンラインストア「シュパーク」とFar Yeast公式オンラインストアの限定流通とされ、一般小売での取り扱いは行わない。

Far Yeastは2011年創業、2017年に小菅村で源流醸造所を稼働。山梨の農産物を活用する「Brewed with YAMANASHI」など、地域素材を生かした醸造を続けてきた。今回の一本は、そのローカルな実践に北海道のヴィンヤード由来原料と大手メーカーの開発力を掛け合わせた、国内クラフトの協業モデルとしても注目したい。

参照: 公式ニュース(テロワールブリュー) / Far Yeast Brewing History