RIOT BEERは、祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩7分ほどの場所にあるブリューパブ。世田谷の住宅地にひっそりと構える小さな醸造所で、モルトフォワードな味わいを持ち味にしている。麦芽の甘みや香ばしさが先に立つ、飲みごたえのあるビールを軸にしているのが特徴だ。

店の案内では、ROOSTERDarklandsBurns AleSalvation といった自家醸造の名前が見える。ROOSTERのようなアンバーラガー系から入り、Darklandsのようなダークな表情を持つ一杯、Burns Aleのようなエール、Salvationのような定番の存在まで、麦の厚みを感じさせるラインアップが想像しやすい。

RIOT BEERの面白さは、ビールの個性だけでなく、タップルームの使い方にもある。店内では日々の一杯に加えて、小さなイベントや展示、音楽の時間も受け止める設計になっていて、ビールを飲む場所でありながら、居場所としての機能も持たせている。旧工場スペースを活用した少し広がりのある空間で、仕事帰りに1杯だけ寄るのも、じっくり味を追うのも相性がよさそうだ。

派手な新作だけを追う店ではなく、麦の輪郭や飲み口の設計を丁寧に楽しみたい人に向いたブリューパブ。祖師ヶ谷大蔵周辺で、落ち着いて自家醸造のキャラクターを確かめたいときに候補へ入れておきたい。