愛媛県西条市のブルワリー、GROUNDTAP BREWERYがInstagramで新しい1杯「OSANBAI(おさんばい)」を紹介した。投稿のテーマは、四国地方でかつて親しまれていた田んぼの神様「おさんばい」。田植え前に豊作を祈る「おさんばいおろし」や、田植え後の感謝を表す風習を背景にしたネーミングで、土地の記憶をビールに重ねている。

OSANBAI は、Style: Rice Lager、ABV 3.5%の設計。ホップとして米とはだか麦を使い、さらに湧水をそのまま生かした軽快な仕立てが特徴だ。投稿では、丁寧な糖化工程によって「スラスラ飲める素朴な軽やかさ」と、穀物由来のふくよかな旨みを両立させたと説明している。

派手な苦味や強い香りで押すタイプではなく、食事と合わせてじわじわ良さが出るタイプのライスラガーといえそうだ。淡い味付けの和食や、塩味を効かせたつまみ、揚げ物のようなメニューとも相性がよさそうで、ブルワリーでの一杯はもちろん、ゲストビールとして並んでも手に取りやすい存在感がある。

GROUNDTAP BREWERYは、伊予西条にあるブルワリーとして、地元の水と素材感を生かしたビールづくりを続けている。今回のOSANBAIは、地域の民俗とクラフトビールを自然に結びつけた一本で、土地の話を知ったうえで飲みたくなるタイプのビールだ。